産地紹介(大西洋地方)

Rias Baixas / リアス・バイシャス

DOリアス・バイシャス

DOリアス・バイシャスは、1988年にDOの地位を獲得して以来、香り高いフルーティーな白ワインの壮大な成功で、ガリシアのワイン産業に新しい希望を与えました。

この産地が現代のテクノロジーを取り入れていることも、地域の他のDOに重要な影響を与えています。 生産者は、現代的な協同組合から小規模の職人的な生産者(ここではワイナリーはアデガスと呼ばれます。)にまで及び、中には突出した品質と複雑さでSignatureワインを作っています。

若飲みのアルバリーニョ種のマスマーケットでの幅広い成功は、ワイン生産者達が新しい技術を試すきっかけとなりました。

DOリアス・バイシャスについて

DOリアス・バイシャスは、スペイン北西部ガリシア州の小さなワイン生産地で、海岸線は複雑に入り込んでおり、「リアス式海岸」の発祥の地です。長いワイン造りの伝統があり、世代から世代へそれは受け継がれていました。しかし1988年にリアス・バイシャスのワイン統制委員会が設立され、以降ワイン産業は地域経済の発展において基本的で重要な役割を果たすようになりました。その成功の鍵となる要因の1つは、地元の固有ブドウ品種、特にアルバリーニョの栽培を継続するという決断でした。アルバリーニョは厳しい気候に適応し、ワインに本物の品質とテロワール、大西洋的なキャラクターを、はっきりと与えます。

ブドウ栽培地はガリシア地方の典型であるミニ・フンディオと呼ばれる小さな畑で、パッチワーク状に構成されており、現在栽培面積は4,061ヘクタールで、21,825の畑に分割されています。この地域の5,500以上のブドウ栽培者の手作業による技術と専門知識のおかげで、伝統的なガリシアのブドウ栽培方法は維持されており、ブドウは棚式で仕立てられています。棚式は機械化が困難なので、剪定と収穫は完全に手作業で行われています。

リアス・バイシャスのワイン産地は主にポンテベドラ県にあり、一部はラ・コルーニャ県にもあります。 また、バル・ド・サルネス、オ・ロサル、リベイラ・ド・ウリャ、ソウトマヨール、コンダード・ド・テアの5つのサブゾーンに分かれています。

経済的影響

リアス・バイシャスのワイン産業においては、地域で合計7,600人がフルタイムの仕事に就いており、繁忙期には5,200人の一時的な雇用があります。 したがって、リアス・バイシャスのワイン産業は地域の雇用の7%を占めており、収穫期には12%に上昇します。 その影響は、リアス・バイシャスのブドウ生産の60%以上が集中し、ワイナリーのほぼ70%が位置するバル・ド・サルネスにおいて特に重要なものとなっています。

歴史

12世紀にアルバリーニョのブドウがフランスのクリュニー派修道士によって、ポンテベドラのサルネス渓谷にあるアルメンテイラ修道院に持ち込まれ、その後ガリシアの残りの地域とポルトガルの北部に広まったという説があります。中世以来ウミア川の土手に沿ってブドウが栽培され、そこでワインが生産されたため、ウミア川はアルバリーニョの「父」と言われています。現在この仮説は、ワインの伝承のほんの一部と見なされています。

もう1つの最近の主張は、5世紀にゲルマン系民族(主にスエビ族と西ゴート族)が中央ヨーロッパからこの地域に移動、定住した際にアルバリーニョが伝わったというものです。

伝説はさておき、このブドウ品種がリアス・バイシャスの地域で1,000年以上にわたって栽培されており、その特性を考えると、この地域の特別な気候の特徴に完全に適合していることを確信できます。

しかし、12世紀に到着したシトー会の修道士が、土地の人々にブドウ品種の育て方、そして最高品質のワインの造り方を伝授してくれましたことには疑う余地がありません。より洗練された白ワインは、18世紀、メンディサバル法によって修道院が解散するまで、修道院の中で守られていました。

ガリシアのワインが修道院の手を離れ、パソと呼ばれる貴族の荘園で生産され始めたのはこの時代以降です。高貴な家族だけが土地を上質なワイン栽培に使用する余裕がありましたが、一般の人々は、狭い土地で自給自足するための作物を作るだけで精いっぱいでした。

アルバリーニョは20世紀半ばまでに地域全体に広まりました。ブドウ畑は代替わりし、新しい世代の栽培者が引き継ぎ、地域のワインはより確立され、有名になりつつありました。

1980年代までに、これらのブドウ品種とワインは広く知られるようになり、新たに作成されたリアス・バイシャス産地とその統制委員会は、ワインの名声を高め、卓越した品質で消費者の注目を集めました。

統制委員会

統制委員会(Consejos Reguladores)の主な機能は、原産地管理、品質管理、市場管理、およびその販売促進です。リアス・バイシャスワイン統制委員会にとって、消費者に対しワインの品質と原産地の保証を与えことが一番の使命です。

原産地管理

DOリアス・バイシャスの名称での品質管理の作業は、ワイン農家が畑を統制委員会に登録した瞬間から始まります。
収穫の直前には、DO域内の大まかな収穫量と品質は、さまざまなサブゾーンでのブドウ畑の区画でのサンプル調査により推定されます。収穫中、ワイン評議会はその検査官を介してワイナリーで監査を実施し、仕様書類に規定された条件が適切に遵守されていること、および承認された収穫基準が満たされていることを確認します。

品質管理

DOリアス・バイシャスの認定を求めるワインは、出荷される分量ごとに認証されます。ワイナリーは出荷するたびに統制委員会に承認を求めるのです。委員会はワイナリーに検査官を派遣し、密閉された大桶からワインのサンプルを採取します。これらは、ラボでの分析(物理的、化学的、生物学的)と、ワイン評議会の認定委員会によって行われた試飲分析を受け、公的ラボでの結果とクロスチェックされます。

統制委員会はまた、市場での不正を防止するために、製品管理においてICAなどの他の組織と協力して、DOの製品のケアと保護に関与しています。

ワインの宣伝

統制委員会の主な機能のもう1つは、DO全体として、さらにDOラベルが付いたワインを宣伝することです。この仕事によってリアス・バイシャスのワインは、スペインだけでなく多くの輸出市場でも知名度を高めることとなりました。

DOリアス・バイシャスに関係するすべての人(ワイナリー、栽培農家、行政、評議会のメンバー等)によって行われる労力を要する仕事は、このDO域内のワイン産地に大きな富を生み出すのに役立ち、ワイン産業は地域で2番目に重要な経済的な役割を果たしています。

自然環境

ガリシア州のリアス・バイシャス地方は、ブドウ栽培の特権的な地域です。 その気候、リアス式海岸に代表される唯一無二の風景、土壌、地域固有のブドウ品種が組み合わさって、この地域のワイン生産生態系を構成しています。 これらの特性は、DOリアス・バイシャスが高品質のワインを生産することの使命を定義し、条件付けています。

ブドウの栽培条件は、温度、降雨量、日射量などの要因の組み合わせによって決定付けられます。これらの要因は組み合わせによって複雑さの度合が変わってきます。ブドウ栽培地域の潜在的品質を測定するウィンクラースケール(気候を元にしたワイン産地の区分法)によれば、リアス・バイシャスを構成する5つのサブゾーン(コンダード・ド・テア、オ・ロサル、リベイラ・ド・ウリャ、ソウトマヨール、バル・ド・サルネス)が位置しているのは、 最高品質のワイン生産ゾーン内です。

気候

DOリアス・バイシャスは、その長い海岸線が大西洋に面していて、その境界はワグナーラインによって区別されます。(Wagner P.1976)。したがって、このDOのワインはスペインでは珍しい、「大西洋」的なワインと呼ばれています。
冬の特徴は、海岸線である西部/南西部からスコールが入り暖かい前線が続くことです。これらは大雨をもたらし、日中と夜間の温度の変化がほとんどない穏やかで暖かい気候を生み出します。寒い北極の空気が到着するか、高気圧がスコールを北に押しやる期間にのみ、夜間の気温が低下し霜が発生します。

1年で最も寒い月である1月の平均気温は、南部のオ・ロサルで10°C、北部のリベイラ・ド・ウリャで9°C程度です。これにより冬の穏やかさがわかります。ただし、冬が最も雨が多く、年間平均1600mmのうちの600mmがこの時期に降ります。

春の到達は早く、雨が降ります。そのため霜によるブドウ樹の損傷と果物の未結実の危険が伴いますが、霜による損傷はまれです。

夏の初めに、アゾレス高気圧は西大西洋に定住し、最悪の場合ガリシアの北海岸を迂回する悪天候の通過を防ぎます。夏の間、降雨はまれで軽くしか降りませんが、冷たい空気のおかげで、気温はそれほど高くありません。夏の嵐はまれです。このシーズンは、降雨量が少なく、気温が高く、水はけの良い砂質土壌のため、干ばつが深刻化します。
秋の数ヶ月間はスコールが到来し、非常に雨の多い季節となります。

地形

地形のタイプは、土壌浸食や土壌水分量、排水などに大きな影響を与えます。地形の観点から見ると、バル・ド・サルネスの最も重要な点は、低い平野であることです。このゾーンには、ガリシアの中でも最も広い海岸沿いの平野が含まれており、わずかにある起伏にのみ100メートルを超える場所があります。二つのリアに囲まれた半島状の海岸線が長く伸びている地域が一番生産量が多くなっています。海岸とほぼおなじ標高でワインがつくられていることは印象的です。

コンダード・ド・テアとオ・ロサルは、明確に区別することが容易ではないサブゾーンで、地形は、特にアス・ネベスあたりから、ミーニョ川の川幅が大きく広がります。しかし、おそらく最も珍しい特徴は、川間地域またはホルストと、デバ、テルメス、テア、ロウロ、タムシェ川などの連続する支流の交差です。これらは一般に短くて小さな川で、主にガリシアの高い尾根から始まり、南北方向の小さな窪地に排水し、激しい地形の破壊が引き起こされます。多くは平らで、側面には岩が多く、急な崖があります。

土壌

DOリアス・バイシャスで見られる主な岩石のタイプは、そのほとんどが花崗岩です。バル・ド・サルネス地区のサンシェイショに至るまでの狭い帯状の変成岩のみが例外的です。また、5つのサブゾーンすべてでよく見られるのは、沖積または沖積崩積のいずれかの可能性のある第四紀の土壌です。またそれらは、バル・ド・サルネスのウミア川沿い、および北から南にエリアを横切る窪地の底にもあります。これらは、砂利、砂、粘土の堆積物と、ウミア河口の湿地帯のシルト粘土堆積物で構成されています。

コンダード・ド・テアとオ・ロサルにも、新しい大きな堆積層があり、その中にロウロ川とミーニョ川の段丘があります。どちらも密接に関連しており、7つの堆積層が検出されています。

最後に、リベイラ・ド・ウリャでは、土壌は本質的に花崗岩の地層に由来します。母岩は片岩の性質を持っている場合があり、中央帯を通ってガリシアを北から南に横切る広い片岩に対応しています。川の下部には、流れによって堆積した物質でできた沖積土があります。

品質保証ラベル

DOリアス・バイシャスのさまざまな種類のワインには、これらのワインをユニークにする各種の品質保証ラベルがあります。 ラベルは、市場にリリースされる前に厳格な管理を通過したことを保証します。 各ラベルには、偽造が不可能で、番号が記載されたホログラムが含まれています。これにより、だれが作ったワインか追跡することができます。

リアス・バイシャスのワインが市場に発送される前に、管理および認証機関は、ワイナリーでの資格認定の後に、ワインの各バットからサンプルを収集し、官能検査および物理化学分析からなる検証プロセスを受けます。(規制17.065に準拠。) サンプルがこの厳格なテストに合格すると、ワインは品質の認定を受け、ようやく市場にリリースされることが可能になります。

リアス・バイシャス統制委員会が承認しているブドウ品種

白ブドウ:アルバリーニョ、ロウレイラ・ブランカ(またはマルケス)、トレイシャドゥーラ、カイーニョ・ブランコ、トロンテス、ゴデーリョ。
黒ブドウ:カイーニョ・ティント、カスタニャル、エスパデイロ、ロウレイラ・ティンタ、ソウソン、メンシア、ブランチェリャオ、ドサール。

アルバリーニョがこの産地ブドウの王様であることに疑う余地はありません。 1975年には栽培面積は200ヘクタールでしたが、今日、4,000ヘクタールを超えるアルバリーニョが植えられています。 このブドウ品種は、リアス式海岸で有名なこの地域の気候と土壌において最高の性能を発揮します。 そしてゲノムを分析すると、12度を超えるアルコールを生成することが出来る高い糖分、世界でも非常に少ない品種のみが可能な、様々な酸を維持する能力、そして味わったときにワインを簡単に識別できる、豊富な香りと風味の成分という卓越した性質を兼ね備えています。

マルケスとしても知られるもう1つの品種であるロウレイラは、月桂樹の葉や月桂樹(ローレル、その名の由来)を連想させ、素晴らしいキャラクターのワインを生産するアロマとオリジナルのフレーバーで高く評価されています。糖/酸度の比率が最適ではないため(低糖度と高酸度)、単一品種のワインには適切とは見なされていませんが、アルバリーニョベースのワインにこの品種を賢明な割合でブレンドすることで、オ・ロサルで造られるものなど、個性的なキャラクターの優れた品質のワインを生産することができます。

栽培に推奨される3番目の高品質品種であるトレイシャドゥラは、広くは栽培されていませんが、コンダード・ド・テアには比較的広がっています。この品種は、青リンゴの風味とともに、ワインに新鮮さと酸味をもたらします。

DOリアス・バイシャスにはまでのところ、黒ブドウは広く栽培されていません。しかし、近年この地域の生産の多様性を高めるために、新しいワインを導入する明確な動きがあります。そしてこの動きは市場の需要によって支えられてきました。したがって、生産者は、ブランセリャオ、エスパデイロ、カイーニョ・ティント、ソウソン、ロウレイラ・ティンタ、メンシア、ペドラル、カスタニャールなどの独特のブドウに魅了され、真の特徴を備えた独特の赤ワインを生産するため、ブドウ畑にますます多くの黒品種を導入しています。

ワインの種類

リアス・バイシャス統制委員会の仕様書類に従って、生産されたワインは最初に委員会の検査プロセスに合格する必要があります。リアス・バイシャスで生産されたワインの各バッチは、化学的および官能分析によりバックアップされた厳格な管理を受けています。名称に記載されているワインの種類は次のとおりです。

リアス・バイシャス アルバリーニョ

いずれかのサブゾーンで栽培されたアルバリーニョのブドウのみで作られた単一の品種のワイン。

リアス・バイシャス コンダード・ド・テア

少なくとも70%のアルバリーニョとトレイシャドゥーラで作られたブレンドワインで、残りのワインは許可されている他の白い品種で作られています。すべてのブドウは、コンダード・ド・テアサブゾーン内から調達する必要があります。

リアス・バイシャス オ・ロサル

少なくとも70%のアルバリーニョとロウレイラで構成された品種のブレンド。残りは、許可された品種で構成されており、すべてのブドウは、オ・ロサルサブゾーン内から調達する必要があります。

リアス・バイシャス バル・ド・サルネス

少なくとも70%のアルバリーニョで構成されており、残りの30%は許可されたブドウ品種からのもので、そのすべてがバル・ド・サルネス サブゾーンで栽培される必要があります。

リアス・バイシャス リベイラ・ド・ウリャ

少なくとも70%がアルバリーニョでなければなりません。ブレンドの場合残りは許可されたブドウ品種で構成され、そのすべてがリベイラ・ド・ウリャサブゾーン内から供給されたものである必要があります。

リアス・バイシャス

5つのサブゾーンのいずれかから調達された、許可された白ブドウ品種のブレンドで構成されています。

リアス・バイシャス バリカ

許可された白ブドウ品種から、DOゾーン内で作られたワインです。白ワインを作るプロセスを経ますが、600リットル以下の容量の木製の樽で熟成されています。これらのワインのボトルのラベルには、樽で熟成した期間(月または年)が示されています。

リアス・バイシャス ティント

このタイプのワインは、統制委員会によって承認された黒ブドウ品種から造られ、統制委員会の仕様書に従って、5つのサブゾーンのいずれかで生産できます。

リアス・バイシャス エスプモソ(スパークリング)

サブゾーンのいずれかで生産され、統制委員会の仕様書、スパークリングワインの品質に関する国内およびヨーロッパ連合の規制、および確立された規制に規定されている分析要件を満たす、認められた品種で作られている瓶内二次発酵のスパークリングワイン。

リアス・バイシャスのワインの大半は樽では熟成されません。しかし、ボトル内での熟成は、数多くのワイン評論家、ソムリエ、流通業者、ワインメーカーから称賛されてきました。アルバリーニョの優れた酸のレベルは、この品種から作られたワインを熟成させることを可能にします。赤ワインのように市場でさまざまなヴィンテージが共存することは、今後発展が見込まれるトレンドであり、統制委員会とワイナリーが取り組んでいるテーマです。実際、今日では、プロがデザインしたワインリストを備えた多くのレストランで、リアス・バイシャスの異なるヴィンテージのワインを見つけることができます。ソムリエは、特定の料理と組み合わせるワインを勧めるように求められたとき、今日、どのヴィンテージがその料理に、そしてその機会に最も合うかをゲストにアドバイスします。さらに、ここ数年、ワイナリーは、白ワインをステンレスタンクのなかで澱とコンタクトさせて熟成させる(シュール・リー)、樽で醸造する、またはスパークリングワインを作るなど、さまざまなワインの製造方法を選択しています。これらリアス・バイシャスのワインの多くは現在、国内および輸出市場で販売されています。

オ・ロサルやコンダード・ド・テアに見られるような品種のブレンドで構成されたワインには、ロウレイラやトレイシャドゥラなどのサブゾーン固有の品種が含まれます。これらのワインは、軽い酸味で強い芳香を示し、味わいは複雑です。リナロール(バラ)とヘキサノール(植物性)によってもたらされる草の香りと花の香りとともに、独特の風味のニュアンスにおいてこれらの品種の影響を明らかにします。

最近の地元の大学の研究では、アルバリーニョのワインを、芳香族の複雑なワインとして説明しています。それらを特徴付ける多数の因子の中に含まれる主なものは、リンゴ、柑橘類、花(バラ)、熟した果実およびハーブなどです。

D.O.情報(ファクトファイル)

原産地呼称委員会所在地

Plaza de la Petriera (Edificio Mugartegui), nº10 36002 Pontevedra Pontevedra

連絡先

電話: +34 986 854 850
e-mail : consejo@doriasbaixas.com

HP

www.doriasbaixas.com

ブドウ畑の面積

4,077 ha

ブドウ畑の標高

0-300 m

土壌

崗岩ベースの砂質土壌

主要ブドウ品種

白ブドウ:
アルバリーニョ、ロウレイラ・ブランカ、トレイシャドゥラ、カイーニョ・ブランカ
黒ブドウ:
カイーニョ・ティント、エスパデイロ、ロウレイラ・ティンタ、ソウソン

最大収穫量

アルバリーニョ12,000 kg/ha
カイーニョ・ティント11,000kg/ha
その他 12.500kg/ha

収穫率

白ブドウ70%、黒ブドウ72%

生産量

2015:195,709 hl

※上記文章はFoods & Wines from Spain(英語)(2020年7月現在)およびリアス・バイシャス原産地呼称統制委員会の一部を和訳したものです。

Ribeira Sacra DO / D.O.リベイラ・サクラ

D.O. リベイラ・サクラ

リベイラ・サクラは、スペインで最も景観の美しいブドウ畑が広がる地域の1つです。ブドウの樹は、ガリシア州の緑豊かな田園地帯を蛇行するミーニョ川とシル川が刻む急峻な渓谷の斜面に植えられています。
今日、ステンレスの設備への投資とワイナリーにおける品質管理という新しい波が起こり、この地域で昔から名高い芳香の強い赤ワインにとどまらず、優れた白ワインの生産が促されています。しかし、改革後もなお、この地域のワイン造りが、並外れた職人技によるものであることに変わりはありません。それは、伝統的に、ほぼ有機栽培を行っていることに加え、土地の所有規模が小さいことやワイナリーが農家直営であることを反映しています。
伝説に名高いスパイシーなアマンディのワインは、ミーニョ川から釣り上げられたヤツメウナギと共にローマに運ばれ、皇帝の食卓に饗されたと言われています。

歴史

ブドウ栽培は、他の耕作とともに、ローマ時代に高度な発達を遂げました。これらのワインはシル川の黄金の液体として知られています。その当時、森林の斜面、段々畑での栽培が確立されました。
ローマで最も重要な食事の際によく登場する有名なアマンディのワインが生産されていたのは、ここだと言われています。 ブドウ畑の栽培の推進力となったのは、修道院でした。
実際、ラテン語のRIVOYRA SACRATAに由来するリベイラ・サクラ(聖なる川岸)という名前は、数多くの教会や修道院がこの地域に集中していたことに起因しています。修道士達のおかげで、新しい栽培・醸造技術が導入されました。
何世紀もの間、シル川のほとりでのブドウの栽培は浮き沈みを経験しました。そして、ヨーロッパやスペインの他の地域と同様に、ウドンコ病、ベト病、フィロキセラの病気の侵入により、ブドウ畑は事実上壊滅しました。 このような事態から、土着の黒ブドウ品種のブランセリャオ、アルバレーリョはほとんど姿を消し、接ぎ木をすることにより、メンシアと同様、生産性が高く抵抗力のある他の品種が導入されることになったのです。
20世紀半ばには生産性の高い外来種が登場しますが品質は劣っていました。
20世紀後半に始まった地元のワインフェアにより、品質への関心が高まり商業化に力を注ぐことになります。
1993年にビノ・デ・ラ・ティエラのカテゴリーを取得し、その後、1996年にリベイラ・サクラは正式にDOの認定を受けました。

気候と土壌

ミーニョ渓谷の年間降水量は900 mm、平均気温は14℃です。
シル渓谷の年間降水量は700 mm、平均気温13℃です。
ミーニョ渓谷の土壌は、ガリシア西部全体に多くみられる花崗岩起源の土壌に似ており、砂質とシルト質で通気性と透水性に優れています。シル渓谷は東部の土壌分類に入り、粘土が豊富です。

ブドウ畑

リベイラ・サクラは、約1,250ヘクタールのブドウ畑が広がるワイン生産地で、これはルーゴ県の南とオウレンセ県の北にある、ミーニョ川とシル川流域に位置する20の地方自治体の領域にまたがっています。
これらの自治体は、5つのサブゾーンに分けられ、伝統的に特に優れたワインの生産地として差別化され、ブドウ栽培に従事するエリアは、川岸に位置するものに限られています。

5つのサブゾーン

・アマンディ
・チャンタダ
・キロガ-ビベイ
・リベイラス・ド・ミーニョ
・リベイラス・ド・シル

推奨および認定品種

白 推奨品種 ゴデーリョ、アルバリーニョ、ロウレイラ、トレイシャドゥーラ、ドニャ・ブランカ、トロンテス
赤 推奨品種 メンシア、ブランセリャオ、メレンサオ、ソウソン、カイーニョ・ティント、テンプラニーリョ
赤 認可品種 ガルナッチャ・ティントレラ、モウラトン

ワイン

リベイラ・サクラ スム(Summum,ラテン語で「最高」という意味):赤ワインは、少なくとも推奨黒ブドウ品種のひとつを85%使用、メンシア品種は全体の少なくとも60%使用。 白ワインは推奨白ブドウ品種で作られたワイン。
リベイラ・サクラ:赤ワインは、推奨黒ブドウ品種を少なくとも70%使用。スムと呼ぶに必要な分析レベルまたは官能レベルに達していないワインです。
リベイラ・サクラ スムのワインのみが品種を表記できます。 単一の品種が言及される場合、ワインはその品種を少なくとも85%を使用して造られなければなりません。

D.O.情報(ファクトファイル)

原産地呼称委員会所在地 Comercio 6/8. Monforte de Lemos (Lugo). 27400
連絡先 電話: (+34) 982 410 968
e-mail : info@ribeirasacra.org
HP https://ribeirasacra.org/portada/es
ブドウ畑の面積 1,258 ha.
ブドウ畑の標高 400-500 m.
土壌 花崗岩、スレート、石灰岩
主要ブドウ品種 白ブドウ:
アルバリーニョ、ドニャ・ブランカ、ゴデーリョ、ロウレイラ、トロンテス、トレイシャドゥーラ
黒ブドウ:
メンシア、ブランセリャオ、メレンサオ、カイーニョ、ソウソン、テンプラニーリョ
最大収穫量 白ブドウ 12,000 kg/ha
黒ブドウ 9,500 kg/ha
収穫率 67%
生産量 2015年:35,726 hl

※上記文章はFoods & Wines from Spain(英語)(2020年5月現在)およびリベイラ・サクラ原産地呼称統制委員会HPの一部を和訳したものです。

Ribeiro D.O. / D.O.リベイロ

DO.リベイロ

リベイロは伝統的な栽培地域であり、1932年に認定されたDOです。今日、この地域は、地元の黒ブドウと白ブドウで個性あふれるワインを造っているおかげで、ルネッサンス期(再生期)を迎えています。
大規模な協同組合と小さなワイナリーの両方において、DOを通じて巨大な投資と計り知れない革新がもたらされていることは明らかです。この地域の特筆すべき点は、コリェイテイロスと呼ばれる多くの小規模独立生産者が、伝統的に自社ブドウを使ってワインを造っていることです。
DOリベイロは、ガリシア州のオウレンセ県の北西端、ミーニョ川、アビア川、およびアルノイア川の渓谷の合流地点にあります。大西洋から45 kmに位置し、ブドウの栽培に適した個性が光る小さな地域です。

歴史

ギリシャの地理学者、歴史家であるエストラボンが、紀元前2世紀にこの地域にブドウ畑があったことをすでに述べていますが、その本当の起源は定かではありません。後のゲルマン民族の侵入は、この地域でのワイン生産を大きく後退させますが、ブドウ栽培が消滅することはありませんでした。
ブドウ畑回復の主な先駆者は、サン・クロディオ修道院のベネディクト会とシトー会の修道士達でしたが、その頃すでに土着品種は存在していました。修道院長のペラジオ・ゴンサレス(12世紀)は、ブドウ畑復活のための偉業について遺書に記し、「サンティアゴへの道」-保護下における地元の商人、イギリス人、オランダ人、アストゥリアス人、バスク人、またユダヤ人商人を通じて、ヨーロッパ各地にリベイロワインの品質の高さを誇示しました。シトー修道会によって建立されたオセイラ修道院とメロン修道院の修道士達は、リベイロのブドウ畑の発展に貢献しています。

リベイロ地域はイスラム教徒の侵略の影響をほとんど受けなかったため、ブドウ栽培はローマ時代から安定的に発展し、15世紀~16世紀にかけて全盛期を迎えることとなりました。この世紀の間に、ワインはリベイロの最大の財産となり、評判も高く、高収穫量で、スペイン全土およびヨーロッパ(フランス、ポルトガル、イタリア、特に英国)各地に輸出されました。 ポンテベドラ港はビーゴ、バイオナ、アコルーニャに並ぶ主要な港であり、馬車でそれらの港に運ばれたワインは、ビスカヤ湾、そしさらにブルターニュ、フランドル、イギリスへと運ばれました。 リベイロのワインはさらに遠くへ達します。
ワインは最初の入植者とともにアメリカに渡り、新世界で味わわれた最初のワインとなったのです。現存する資料によると、1492年、フェロル港で、190レアルするリベイロのワイン127樽が、アメリカ行きの船舶に積み込まれました。それはクリストファー・コロンブスがアメリカを発見したときのことです。
リベイロワインは、19世紀にアメリカから広まった疫病(害虫)がこの地域を壊滅させるまで、ガリシアの最大の財産の1つでした。1853年にウドンコ病が発生、次に1886年にはベト病、そして1890年には3番目の病害となるフィロキセラが発生しました。この時、アメリカ原産のブドウを台木として接ぎ木する必要が生じました。こうして、より抵抗力と生産性の高い外来品種が導入されることになります。
しかし、リベイロは現在、ブドウ畑の改造を通じて、地元のブドウを使うという原点にもどりつつあります。 さらに、ここ数十年で、新しいワイナリーも加わり、技術の進歩とともに、高い品質と土着品種が表現する全てを引き出せるよう目指していきます。

気候

DOリベイロは、温暖な地中海性気候と大西洋の海洋性気候の影響によって湿潤になる緩衝地帯に位置しています。海からの距離が短いため、主な気候の特徴は海洋性気候であるはずですが、西側と北側に連なる山脈が貴重な防壁の役目を果たしています。そのため、ブドウの栽培においては糖度とフェノールの熟度が並行して進み、リンゴ酸より酒石酸が勝るナチュラルな酸が形成されるおかげで、フレッシュでバランスが取れます。また支配的な気流に内陸性の気候が加わり、昼と夜の大きな温度差を引き起こします。これがゆっくりとした熟成という良い作用をもたらし、芳香成分を引き出します。リベイロの3つの渓谷は、主要な川であるミーニョ、アビア、アルノイアの3つによって形成されています。斜面と棚状の畑が織りなす、その自然環境には独特なミクロクリマがあります。風通しがよく、日差しがさんさんと降り注ぎ、リベイロの土着品種の成熟を促す、高品質のワイン造りに適しているのです。ミーニョ川流域にもたらす海の影響により、山腹には、2つの大きく異なる生態系の間で自然な緩衝帯が形成されます。標高が高くなるにつれて西岸海洋性気候の特徴が大きくなります。標高約450メートルが、この地域の品種栽培の限界です。
夏の最高気温:40℃
冬の最低気温:-3 ℃
平均降雨量:900㎜/年
平均日照時間:2,250時間/年

土壌

リベイロの土壌は、3つのタイプに分けられます。ほとんどは、花崗岩質、砂壌土のような感触の土、そして少なめながら、砂壌土に近いシルトで構成されています。また、シスト土壌、ほかにも堆積物でできた、より粘土性の高いテクスチャーの土壌もあります。
リベイロ固有の特徴は、「sabrego」と呼ばれる風化した花崗岩で、とても豊富にあります。DOリベイロの土地の証しともいえる特徴は、ミニフンディスモ(小規模農業)、複雑な地形、ブドウ栽培の伝統技術と言えます。

生産性

DOリベイロにおいて、ブドウ栽培者は、伝統的に常に重要視される存在です。現在、115のワイナリーと「コリェイテイロス(自社畑ブドウのみを使用する生産者)」を合わせて5,500の生産者が登録されており、それがDOリベイロの生産構造を説明しています。
2,500ヘクタールのブドウ畑と平均1,400万キロのブドウ収穫量を誇るリベイロは、その高い多様性と土地の細分化が特徴であり、ワイン造りの遺産でもあります。そして、その景観や土地、人的要因はガリシアの遺産の象徴でもあるのです。伝統は過去の歴史ではありません。それは永遠なのです。

ワインのタイプ

DOリベイロのワインのタイプは5つに分けられます。
・Ribeiro Castes (リベイロ・カステス)
・Ribeiro Barrica (リベイロ・バリッカ)
・Ribeiro Espumoso(リベイロ・エスプモソ)
・Tostado Ribeiro (トスタード・リベイロ)
・Ribeiro  (リベイロ)
白ワインと赤ワインを含むリベイロ・カステスは、通常のリベイロとは異なり、100%が推奨品種で造られています。 それらはより品質が高く、産地を代表するものであり、消費者がそれらを区別できるようにラベルに表記されています。 バリッカ、エスプモソ、トスタード・リベイロのカテゴリーも同様に、推奨ブドウのみで造られており、ワイナリーによるラベル、プレゼンテーションによって判別できます。生産量の90%は白ワインに集中しており、赤ワインは9%を占めていますが、トスタードとエスプモソは1%にしか達していません。

白ワイン

リベイロワインは通常、瓶熟成のポテンシャルの高い、若いワインです。 それらは、リベイロ全体の90%を占めています。リベイロの白ワインにおける伝説的な名声と国際的な認知度は、土着品種のブレンド技術と、ブドウ栽培者、セラー、小規模ワイン生産者が行ってきた見事な働きぶりがもたらした成果です。
それらは、優雅さと繊細さの点で傑出しており、熟した果物とフレッシュな果物のアロマ、花、蜂蜜、ハーブ、バルサミコの香りが際立っています。口に含むとバランスの良さ、滑らかさ、繊細さが感じられます。またフレッシュで香りに富み、充分な余韻のある調和の取れたワインです。リベイロの白は、ボトルの中できれいに熟成していくガストロノミックで用途の広いワインです。
・推奨白ブドウ品種
トレイシャドゥーラ、トロンテス、ゴデーリョ、アルバリーニョ、ロウレイラ、ラド、カイーニョ・ブランコ
・認可白ブドウ品種
パロミノ、アルビーリョ

赤ワイン

リベイロの赤ワインは個性的で本格派です。生産量は全体の9%に過ぎませんが、その優れた品質と個性が需要を増加させ、生産量が伸びています。
強く独創的で表現力豊か。赤系と黒系のフルーツの香り、スミレの花の香り、甘草、スパイス、バルサミコのニュアンスが特徴です。タンニンが豊富で、厚み、ストラクチャーがありながら、酸がフレッシュさとバランスを引き立たせます。
・推奨黒ブドウ品種
カイーニョ・ロンゴ、カイーニョ・ブラボ、カイーニョ・ティント、フェロン、ソウソン、メンシア、ブランセリャオ
・認可黒ブドウ品種
ガルナッチャ・ティントレラ、テンプラニーリョ

ビノ・トスタード 

リベイロのトスタードワインは自然な甘口ワインです。造り方としては、これに最も適した最良のブドウを選び、屋内で適度に乾燥させ、そこから得た果汁のみを使用します。複雑で人手を要する作業のため生産量は非常に少なく、唯一無二の特徴をもつワイン醸造の珠玉の逸品です。

トレイシャドゥーラ

繊細で滑らかさを特徴とする白ブドウ品種のトレイシャドゥーラは、リベイロのブドウ畑の宝石と言われています。芽吹きも成熟もゆっくりです。そのため高度に敏感で、その栽培は渓谷や向きの良い斜面で行われます。強い生命力と中程度の生産性、最高品質をもたらす可能性を秘めているのは12〜15 Tn/ Haです。干ばつには、あまり強くなく、また温かい土壌が必要です。ウドンコ病やベト病にややかかりやすく、灰色カビ病およびつる割病には非常に影響されやすいです。 リベイロではトレイシャドゥーラの単一品種から造られるワインを見つけることはできます。しかしほとんどはほかの土着品種とブレンドされています。とはいえ、トレイシャドゥーラは中心的な存在です。
このようにして、ブドウ畑からバランスの取れた個性的なワインが生まれ、トレイシャドゥーラが優位のワインは、通常、瓶内で素晴らしい熟成を遂げていきます。

D.O.情報(ファクトファイル)

原産地呼称委員会所在地 Calle Salgado Moscoso, 11 - 32400 Ribadavia - Ourense - Galicia -
連絡先 電話: (+34) 988 477 200
e-mail : info@ribeiro.wine 
HP https://www.ribeiro.wine/
ブドウ畑の面積 2,350 ha.
ブドウ畑の標高 100-350 m.
土壌 花崗岩質70%、シスト20%、堆積物10%
主要ブドウ品種 白ブドウ:
トレイシャドゥーラ、アルバリーニョ、ゴデーリョ、トロンテス、ロウレイラ
黒ブドウ:
カイーニョ・ロンゴ、カイーニョ・ティント、カイーニョ・ブラボ、フェロン、ソウソン、ブランセリャオ、メンシア
最大収穫量 13,000 kg/ha
収穫率 70%
生産量 79,470 hl

※上記文章はFoods & Wines from Spain(英語)(2020年5月現在)およびリベイロ原産地呼称統制委員会HPの一部を和訳したものです。

大西洋地方その他の産地

中世からルネッサンスに時代に栄えたリベイロはリアス・バイシャスの内陸にあり、白はヘレス(パロミノ)、トレイシャドゥラと赤はカイニョが多く栽培されていました。他の地域との差別化の中で、トレイシャドゥラを中心とした白ワイン、カイーニョを中心とした赤ワインで高級化を進めています。また、アルコールが8~9%とやや低めのエンベラートと呼ばれるワインがあります。ガリシア州東部にあり、カスティーリャ・イ・レオン州と接しているバルデオラスは伝統的なガルナチャパロミノが栽培されていますが、90年代後半以降、ゴデーリョを使用したワインが高く評価され、短期間にスペイン有数の高級白ワイン産地に躍り出ました。またメンシアから赤ワインも作られています。その他ガリシア州内陸部のシル河沿いにあるリベイラ・サクラは大西洋の気候の影響を受けている優れた生産地で、フレッシュで酸のしっかりとしたアルバリーニョの白やメンシアを原料にしたフルーティな赤ワインが造られています。ガリシアの東南部の内陸にあるモンテレイはドゥエロ川やミーニョ川に合流するタメガ川の沖積地にあり、トレイシャドゥラゴデーリョドーニャ・ブランカなどから造られる主に白ワインの生産地ですが、 90年代後半からはメンシアを使用した赤ワインも生産されるようになりました。

アストゥリアス、カンタブリア両州はスペインではめずらしくほとんど商業的なワインの生産がない地域でしたが、2000年以降カンタブリアでワイン生産の機運が高まってきています。アストゥリアスでは豊富なりんごを原料としたシードラ(シードル)が有名です。さらに付け加えるならば、両県は緑豊かな牧草地を背景としたチーズ作りが盛んな地域です。

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